生活支援の場における看護・介護リーダー塾高口光子氏

管理運営編 4回目
2月22日(水)に「高口光子の生活支援の場における看護・介護リーダー塾管理運営編 4回目」が開催されました。この日のテーマは「お年寄からの負荷」と題して、リーダーにとっての身体拘束廃止、虐待防止、深い認知症を受け入れる等について、講義やグループワークを通じて深めていきました。
グループワーク

「独り夜勤中、手すりに捕まってどうにか歩ける認知症のお年寄りが、便器の水で顔を洗っていた。そらを見つけた夜勤者が「ダメダメ!!汚い!!それは便器!!」とキツイ口調で声をかける。これはいいケアか悪いケアか?
これはもちろん悪いケアの方なんだけど、なぜそれが良くないのかをリーダーは伝えなきゃならない。どうする??
伝えることやリーダーとして言い切ることが難しく、グループワークと共有に2時間以上をついやす事態に!
講師とオブザーバーとのやり取り

特に印象に残ったのが
・阪井由佳子さん(にぎやか理事長)の「最近、初めてご利用をお断りした方がいた。それはお年寄を選んだのではなく、ご家族と基本的な信頼関係が取れず、利用して頂くのは難しいという判断をした」とのこと。講師や他のオブザーバーからも「お年寄は選ばない。しかし、家族やケアマネは選ぶ。基本的な信頼関係が取れない家族やケアマネは断る」といった声が聞かれた。
・講師と石井さん(いしいさん家)のやり取とり(詳細は佐伯さんのFacebookやにぎやかのブログをご覧ください)。
オブザーバーの皆さんも私にとっては雲の上のようなすごい存在の人たちばかり。常の講演では日々の素晴らしい実践のことを伺う。しかし、本セミナーでは経営者としての苦悩、リーダーとして「変わらなければいけないことは分かっている。でも、変わり切れない自分」へのいら立ちや苦しさが伝わってくる。オブザーバーの皆さんには申し訳ないけど、「あんな凄い人たちも悩んでるんだ!苦しんでるんだ!悩み苦しんでるのは自分だけじゃないんだ!!」と救われる気持ちになる。
お問い合わせ

「リーダー塾応用編5回目」は2023年3月8日(水)、テーマは「リーダーとして施設の仕組みを作る」です。
1日のみの参加も可能ですので興味のある方はお申込み下さい。
<申し込み先>
担当:遠州楷喜企業組合 鈴木
HP:https://kaiyosi.net/
アドレス:yositake.1982@re.commufa.jp
電話番号:090-7315-6371
*特養に介護職として勤務していますので電話に出られない場合があります。原則、メールでご連絡を頂けましたら幸いです