12月18日 開催報告 「感情労働の視点から考える虐待防止・身体拘束廃止」セミナー

虐待や身体拘束廃止に関するセミナーは多々ある。しかし、感情労働の視点から考えるセミナーは少ない。
マニアックなテーマにも関わらず100名ほどの方にご参加頂きました。皆様、ありがとうございました!

開始早々講師より
「今回のセミナーに参加しただけで虐待・身体拘束が廃止できるとは思わないでください」
「今回のセミナー感情労働について知る、『分かる』レベルです。『分かる』と『出来る』は違います。現場で実践できる『出来る』レベルになるにはある程度のスキルが必要です。今回はそこまではお話出来ませんのでご了承下さい」
とお話がありました。
限られた時間のなかでどこまで求めるのか。感情労働についてまずは「知って欲しい」と思い企画させて頂きましたが、、参加者の皆さんを混乱させてしまったのではないか?本セミナーを受けて具体性を持って次に繋げることが出来る事業所がどの程度あるのか?主催者としては正直悩ましい所です。

以下、個人的に印象に残ったことです。
・介護職として働いていた頃、暴言や暴力に対して「病気だから」「認知症だから」「プロなんだから」で終わってしまう。「で、どうしたらいいの?」「立派な理論なんかよりもすぐに元気になれる方法が欲しい」と思っていた
・「ありがとう!と言ってもらえる仕事です」と謡っている事業所をよく見ます。しかし、特養などでは重度化が進み「ありがとう」が言える人は極わずかです。自らが謳ったことに責任を持って経営者、管理者、リーダーの皆さんが職員さん達に「ありがとう」を伝えてあげて欲しい。皆さんからの「ありがとう」に救われる職員さんが沢山います
・防止する為には「精神的支援」「コミュニケーション能力」「感情コントロール」の3本柱での取り組みをおススメしている(詳細は他セミナー、講師の著書をご覧ください)
・介護労働者のストレスケア(事後的対応)から介護労働者のストレスマネジメント(予防的対応)へ
・介護労働者が自分で行うセルフケアと組織が行うラインケアの両輪で対応を

個人に丸投げするのではなく、具体性を持ってチームとして虐待防止や身体拘束廃止に取り組む事業所が増えることを願っています。利用者が笑顔で生活し、働く職員も笑顔で働けますように!

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